2022.05.11 <春>に役立つ情報
皆さん、こんにちは!厳しい寒さも少しずつですが緩んできて、道端にはタンポポが咲き始めるなど、春の兆しが感じされるようになってきました。
しかし、花粉症の方にとってはつらいシーズンの真っ最中!くしゃみ、鼻水、目のかゆみに悩まされる日々かと思います。
この花粉症、病人の数は年々増加しており、20~30歳代で発症する方だけでなく、最近では子どもやお年寄りが発症することも増えていて、現在2000万人以上の人が花粉症で悩まされています。
また、将来花粉症になる可能性の高い花粉症予備軍(花粉に対する抗体を持つ人)の数はその2倍以上にも…。いま花粉症でないからといって、安心はできません。
この花粉症が起こるしくみですが、アレルギー体質の人の体内に花粉が入ると、その花粉に対する抗体が作られます。その後も花粉が体内に入るたびに抗体の量は増えていき、体内の抗体の量が一定以上になると、花粉症が発症してしまうのです。
コップに水を入れていき、いっぱいになってあふれるのと似ています。あふれると花粉症発症です。
その後は、花粉に接触すると鼻水・くしゃみといった症状が起こるため、花粉症の人は花粉との接触をできる限り防ぐことが重要。また、まだ発症していない花粉症予備軍の人も、花粉と接する機会を少なくして、発症を予防することが大切になります。
花粉症予備軍の人は、まだコップの水があふれたことはないものの、水を入れていく(花粉に接する)といつかあふれる(発症する)ことになりますから。
そこで、日常生活で花粉を避けるポイントをご紹介しますね。
■マスクやメガネをする
花粉症の方はマスクやメガネをする方が多いかと思いますが、ポイントはそのタイミング。外に出てからマスクをすると、すでに多くの花粉が鼻やのどに入っています。マスクやメガネは家を出る前にするようにしましょう。
■家に入る前に花粉を払い落とす
外出から帰ったら、家に入る前に衣服に付いた花粉を払い落としましょう。手で軽く払うだけでも家の中に持ち込む花粉の量をかなり減らすことができます。
■帰ったら手洗い・洗顔・うがいを
花粉は手や顔にも付いていますので、家の中に入ったらまず手洗い・洗顔です。また、うがいをしてのどに入った花粉も洗い流しましょう。
■部屋が乾燥しないようにする
花粉の粒子は湿気を含むと重くなってすぐに落下するため、部屋の中は加湿して乾燥しないように。暖房を入れているときは特に乾燥しやすいため、加湿器を使ったり、洗濯物を部屋干しするなど、加湿を心がけましょう。
また、床に落ちた花粉が再び舞い上がらないように、ぬれた雑巾などを使って掃除することも大切です。
花粉症シーズンは長い方だと2カ月以上続きます。体調を整えて鼻やのど、腸の粘膜の防御機能を高める対策とともに、花粉が身体に入るのを防ぐ対策についても再確認し、うまく花粉症シーズンを乗り越えましょう!