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健康情報

2022.07.08 <その他>に役立つ情報

下半身太り解消法

ダイエットのご相談を受けていると、

「下半身がやせない~」

「上下で服のサイズが違うんです、下半身太りなんです」
 

というお声をよく聞きます。
 
あなたはいかがですか?

 
下半身太りする方には、ある特徴があります。
 それは・・・

 下半身の「血流が悪い」ということ。
  
脂肪は脂肪分解酵素「リパーゼ」という酵素の働きにより分解され、使われます。
この酵素の働きですが、実は・・・
 
体温が1度低いと酵素の働きは50%低下すると言われています。
 
つまり、平熱が36.5度の人に比べ、35.5度の人は酵素の働きが半分、脂肪の分解量もかなり少なくなる可能性があるのです。
 
そして。
 
同じ人であっても上半身と下半身では体温が異なります
これは血流が悪いために下半身に熱を届けることができないことが原因です。
 
ひどい人では、上半身の体温は36度前後に保たれているのに比べ、足元は10度以上低くなることもあるそう。
そうなると、脂肪を分解する酵素の働き・効果も激減してしまいますあせる
 
ダイエットすると
お腹や肩、背中、胸の脂肪はよく落ちるけど、下半身が痩せない…
 
これは身体の中心部分・上半身は血流が良く体温が高いため優先的に痩せ、血流が悪く体温が低い下半身はやせないから。
 
 食事制限だけでは血流を良くすることはあまりできないため、下半身太りを解消することは期待薄です。
 
そこで出てくるのが、『運動』
 
運動だと血流が良くなるため、バランスよくやせることができます。
動くことによって下半身の血流がよくなり、体温も上がるために上半身と同じように脂肪分解が順調に進むためです。
(ただし、運動だけをしてもなかなか痩せないので、食事の見直しは絶対必要ですが…)
 
ウォーキングやサイクリング、ヨガ、ピラティスといった有酸素運動が効果的です。

  
ただ、このことを知って「よし、運動しよう」ってスタートできる人は、初めからもう運動してる人かも。
運動って、なかなかできないですよね~あせる
私がそうなんで、その気持ちよくわかります。

 そこで、そんなあまり運動が好きでない、運動がおっくうだという人でも簡単に続けられる楽々エクササイズをご紹介していきます。

<<血流を良くして下半身太りを解消する、しかも簡単でツラくないエクササイズ>>
 

まず1つ目は…『かかと上げ下げ』です。
  
ふくらはぎが「第2の心臓」と言われているのをご存知でしょうか?
人間の身体の中でもっとも血液が溜まりやすいのは、心臓からもっとも遠い位置にある「足先」です。
この足先から、重力に逆らって血液を心臓に戻すのですから、そりゃしんどいですよねあせる
 
二足歩行になって心臓から足先までの高低差が大きくなりました。

そこで、血流が悪くなりやすくなった人間に与えられた筋肉が「ふくらはぎ」なんです。
四足歩行の犬や猫、馬って「ふくらはぎ」ないですよね。
それだけ人間にとっては重要な筋肉だということです。
  
ちなみに、昔トイレが和式の頃、とくに女性はトイレで座っていましたが、この時自然とふくらはぎが鍛えられていたんです。

毎日毎日、1日5~6回は鍛えていたことになります。
毎日のことですから、これは大きい!
 
しかし今はほとんどが洋式トイレ。

こんなところでもふくらはぎを鍛える機会が減ってしまっているんです。
 
「ふくらはぎ」は足先に降りてきた血液を心臓に戻すポンプの役割をしている重要な筋肉。

普段からしっかり鍛えておきましょう!
 
やり方はカンタン♪
3秒かけてゆっくり上下するだけです。
 
まずは10回ぐらいから。
これを1日に5~6回は行いましょう。

昔、和式トイレの時に鍛えていた回数と同じぐらいです。
どんな場所でもできますよ。

「第二の心臓」、ドンドン鍛えてくださいね!

2つ目は運動というか、呼吸法なんですが…

呼吸というのは不思議なもので、緊張していたり怒っていたり不安だったりする時は、
 
「ハッハッハッハッ」
 
という感じで浅く短くなります。
こんな時は交感神経が高ぶって血管が細くなり、もちろん血流も悪くなります。


これは、狩りをしていた昔々の時代、緊張・興奮状態にある時はまさに狩りの真っ最中であり、怪我をするリスクも高い時でした。
そんな時に血流を悪くして、イザ怪我をした時に出血が少なくてすむための身体のメカニズムだとも言われています。
 
逆に、リラックスしている時は副交感神経が優位な状態で、深くてゆっくりした呼吸になり、この時の血流はよくなります。

 
呼吸というのは意識的に交感神経・副交感神経のどちらを優位にするかを調節できる、唯一かもしれない方法なんです。
昔から緊張した時には「深呼吸して~」ってやりましたよね。

 
話は戻りまして・・・
下半身太りの原因は「血流の悪さ」でした。
 
なので、
深くてゆっくりした呼吸法で血流を良くすれば、自然と下半身太りも解消されるということなんです。
 
方法は、座禅や瞑想の時などによく使われる「腹式呼吸」
ここにあと1つ手を加えることで、腹部のダイエット効果も期待できますので、この方法をお伝えしますね♪


まず、「腹式呼吸」ですが…
 
これは、

① まずは「息を吐く」ことから

ここが大事、呼吸は「吐く」ことが基本です。
 吐ききれば、空気は自然と吸って入ってきます(じゃないと死にます)
 
口をすぼめて、クモが細い糸をはき出す感じで「フ―ッ」と口から吐いていきます。
この時にお腹を凹ましていきます。
 
イメージは、背中にお腹の皮膚がひっつくぐらい、凹ませるだけ凹ませる。
吐く秒数は10秒ぐらいです。


② 次に「吸う」

吸う時は鼻から吸い、秒数は吐く秒数の半分、5秒ぐらいで吸います。

この時に、先程凹ませたお腹を鼻から吸った空気で膨らませていく感じで膨らませます。
風船が空気を入れると膨らむようなイメージで。
吐いている時はお腹を凹ましていきます。

この①、②で腹式呼吸はOK!
これにより、1呼吸に15秒ほどかかる深い呼吸となり、身体の隅々まで酸素が行きわたります。
もちろん血流も良くなりますので、ダイエットにも効果的。

さらに次の③を加えることで、ダイエット的にはさらに効果が上がりますよ。

③ お腹をMAXで膨らませたところを100%だとするなら、膨らませるのを70%で止める

いつもよりちょっとお腹が凹んでいるぐらいの状態です。
ここからまた①のように息を吐いていき、吸う時にはMAXの70%ぐらいに留めます。

この③が加わることで、お腹は腹式呼吸中、常にいつもより引き締めた状態が続きます。

これは「ドローイン」と呼ばれる呼吸法。
お腹の一番深いところの筋肉、インナーマッスルである腹横筋は形状記憶能力があり、いつもより細い状態を続けることで、その細い形を記憶するのです。
 
下半身が痩せてくれればお腹は凹まなくてもいいよ~という方は①、②だけでOKです。
けど、ウエストもくびれてくれるとうれしいですよね♪


この呼吸法、
①→③を3~10回ぐらいを1セットにして、1日3~5セットぐらいしてみてください。
 
これも場所を選ばないため、お風呂の中でも、信号待ちでも、寝る前のお布団の中でも・・・
どこでもすることができます。
 
やってみるとジンワリ身体が温まって、酸素が身体中に行き渡って代謝が高まり「燃えてる~!」って実感できます。

「かかと上げ」、そして「ドローイン」を行うことで下半身の血流を良くし、下半身太りを解消してくださいね。

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