漢方薬舗 長春堂

〒545-0022
大阪市阿倍野区播磨町1-22-4

Tel/Fax 06-6624-2800

店舗地図

営業時間/10:00〜20:00
定休日/日曜・祝日

健康情報

皆様のこころと身体の健康に役立つ情報をお届けしています。

「冷え性」と「冷え症」の違い、わかりますか?

大掃除

今年も残すところ、あと1カ月になりました。

「年賀状を書いて、大掃除して。忘年会もあるし、あとは…」と大忙しの12月、元気に乗り切って、新しい年を迎えたいものです。

けれど、この時期は風邪や胃腸の不調など、身体の調子を崩しやすい時期。その原因の1つが「身体の冷え」なんです。

 体温の低下と免疫力の関係
体温計

厚生労働省の統計によると、日本人の平均体温は36.9度だそうです。「それって微熱ぐらいの温度では?」と思った方も多いのではないでしょうか。

じつはこの調査、50年前に行われたもの。平熱が35度台の方も多い現在では、少し熱が出ているぐらいの体温に感じても無理はありません。

しかし、本当は体温が36.5度以上ある状態が健康体。この50年の間に低体温の人がドンドン増えてきているのです。あなたの平熱は何度ぐらいでしょうか?

体温が1度低下すると基礎代謝は12%、免疫力は37%、体内酵素の働きは50%も低下します。

つまり、基礎代謝が落ちるので太りやすくなりますし、免疫力が低下するので病気にかかりやすくなります。また、胃腸で働く消化酵素の働きも悪くなるので、消化不良から栄養素をうまく体内に吸収できなくなります。身体の冷えはまさに「百害あって、一利なし」ですね。

 冷え性と冷え症の違い

この違い、わかりますか?

正解は、「冷え性」は西洋医学での見方。「冷え症」は東洋医学での見方ということです。

冷え症

冷えはつらい症状ですが、西洋医学から見ると血圧や血糖値のように、病気としてとらえる基準や指標がありません。そのため、「冷えを感じるのは身体の性質であって病気ではない」という考えから、冷え性と書くのです。病気でないので治療の対象とならないことが多いのです。

一方、東洋医学では「冷える」という訴えを、冷え症という病気としてとらえ、治療の対象とします。そして、生活習慣の改善や漢方薬を用いて、冷え症を治療、改善していきます。

このような違いから、冷えで悩まれている方は、東洋医学的な対策をとっていくことをおすすめします。

ちなみに、冷え症に伴って起こる症状には次のようなものがあります。

・頭痛、肩こり    ・生理不順    ・むくみ  ・肌荒れ
・下痢、便秘、腹痛  ・風邪をひきやすい  ・慢性疲労感

あなたのその症状も、根本には「身体の冷え」があるかもしれません。

 冷え症の原因

冷え症が起こる主な原因としては、次の3つがあげられます。

1.体内で作られる熱量が少ない

体内では、食事でとった食べ物をエネルギー源として、熱を作り出します。食事の量が不足したり、胃腸の働きが低下していると、充分な熱を作ることができず、冷えが生じます。
また、筋肉は体内で最も多く熱を作っているため、運動不足などで筋肉の量が少なくなると、熱を充分に作ることができず、冷えを生じます。

血管
2.体内で作られた熱をうまく運べない

体内で作り出した熱を身体の隅々に送り届けるのは血液です。

この血液量が不足したり、動脈硬化などで血管が細くなって血液の循環が悪くなったりすると、熱をうまく送り届けることができずに、冷えが生じます。

3.水分代謝が悪い

「夕方になると足がむくむ」など、水分代謝が悪いと、不要な水分が滞っています。
水には冷やす性質があるため、不要な水分が滞っている場所が冷えてきます。


このような原因を考えると、冷え症は「血行不良」だけでなく、「胃腸障害」「水分代謝障害」などによっても起こってくるということです。

 日常生活での対策

では、日常生活の中での身体を温める方法はと言いますと、次の3つがオススメです。

1.身体を温める食べものを食べる
生姜

東洋医学では食べものは、身体を温めるもの(熱・温)、冷やすもの(寒・涼)、その中間のもの(平)の5つに大きく分けられます。身体を温めるには熱や温に分類されている「生姜、にんにく、ねぎ、人参、かぼちゃ、にら」などをとると良いでしょう。
特に生姜は身体を温める働きが強く、胃腸機能を高める働きもあります。
紅茶にちょっと生姜を加えた「しょうが紅茶」は身体がポカポカと温まります。

入浴
2.ゆっくりと湯船につかってお風呂に入る

「シャワーだけで済ませている」「熱めのお湯にサッとつかる」という方は、身体が充分に温まっていません。ぬるめのお湯(40度ぐらいまで)に10〜15分ぐらい入ると、身体の芯から温まってきます。

また、頭や身体を洗う時に、風呂桶などにお湯をためて足湯をするのも良いでしょう。

お風呂を出る時に冷たい水を手足にかけると、血管が収縮し熱の放散が少なくなるので、湯冷め防止になります。

3.腹巻をする

腹部には胃腸や腎臓、子宮などの重要な臓器がたくさんあります。これらの臓器を温めることで活発に動き出すようになり、消化不良や便秘、むくみなどが改善されますし、足も冷えにくくなります。

最近ではおしゃれな腹巻も売っているので、今年の冬はぜひ試してみてください。


これら以外にも、冷えに効くツボなどもあります! 興味のある方はお店で聞いてくださいね。

身体を温めて、元気に、あとひと月がんばりましょう!